ワンダーバーグって面白い?|城が育つ移動要塞ローグライク【Steam】

『Wanderburg(ワンダーバーグ)』デモ版のプレイ日記。車輪のついた城を動かして村や砦を丸ごと飲み込み、ボスを倒すたびに巨大化していくヴァンサバ系ローグライク。3回の挑戦で初期装備寄りの迫撃砲ビルドにたどり着き、4体のボスを倒してデモをクリアした記録です。
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Wanderburgの価格・日本語対応・発売日
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Wanderburg ワンダーバーグ |
| 開発・パブリッシャー | Randwerk(開発)/ Sidekick Publishing(販売) |
| リリース日 | 2026年9月8日 早期アクセス開始予定(現在はデモ版が配信中) |
| 価格 | 未定(ストア未表示。「基本無料」タグあり。発売後に確認) |
| ジャンル | ミニマルな中世ローグライク |
| 日本語対応 | ✅ あり(インターフェース・字幕。フルオーディオではありません) |
| 対応プラットフォーム | PC(Steam) |
| 購入 | Steam |
Wanderburgのトレーラー
車輪のついた城が草原を転がりながら、村や小さな砦を丸ごと飲み込んでいく映像です。飲み込むほど城が大きくなり、横っ腹から大砲を撃ち、自転車に乗った騎士が飛び出してくる。中世ファンタジーなのに動きが妙にコミカルで、「これは何をするゲームなんだろう」と気になりました。実際に遊んでみると、見た目の緩さとは裏腹に、けっこう歯ごたえのあるローグライクでした。
Wanderburgはこんな人におすすめ?
マップは自動生成で、レベルアップのたびに武器の強化を3択から選んでいきます。今回のように迫撃砲に寄せるか、破城槌で殴るか、地雷で固めるか。方針しだいで戦い方がガラッと変わります。
タワーディフェンスではなく、自機(自城)を直接動かして敵の周りを走り回るアクションです。押し寄せる敵をオート攻撃でなぎ倒す、ヴァンパイアサバイバー系の操作感が好きな人に向いています。
横砲・破城槌・迫撃砲・地雷・兵舎・火の魔法使いなど、モジュール式の兵装を1つずつ足していきます。城のレベルが上がるごとに枠が増え、組み合わせを試すのが楽しいです。
装飾を削ぎ落とした中世の箱庭に、車輪の城と歯車仕掛けの村人。自転車の騎士や横っ腹から一斉射撃する巨城など、発想の面白さが画面に出ています。
合わないかも
- じっくり考えるタワーディフェンスを期待する人(実際は自機を動かすアクション寄り)
- キーボードでプレイしたい人(WASDで動かしながらのスキル操作がしづらく、コントローラー推奨)
- フルボイスや作り込んだストーリーを求める人(テキスト主体でミニマルな作り)
- やられるたびに恒久強化を積み上げたい人(デモ版時点では解放要素は控えめ)
Wanderburgってどんなゲーム?
公式の説明によると、『Wanderburg』は車輪のついた城を戦場に駆り出す、ミニマルな中世ローグライクです。城が狩りをして、村が逃げ惑い、いちばん大きな砦だけが生き残る世界。最初は小さな移動要塞でも、前へ転がって道のものをすべて飲み込んでいくと、戦場を作り変えるほどの巨大な戦争機械に育っていきます。
逃げる村や動物の群れ、小さな砦はすべて城の成長の糧になります。敵の城を打ち破ると、さらに進化。城は強化されるだけでなく物理的に拡張し、蒸気式の攻城兵器の隣に魔法の砲台が並び、自転車に乗った騎士が突撃していきます。モジュール式の兵装を1つずつ組み上げて、毎回まったく違うビルドを試せる、というのが売りです。
ひと言でいえば、動く城で戦うヴァンパイアサバイバー系ローグライクです(ヴァンパイアサバイバー系=押し寄せる敵をオート攻撃でなぎ倒し、レベルアップで強化を選んでいくタイプ)。やること自体は「敵を倒す→装備を整える→ボスを倒す」とシンプルですが、それが車輪の城という土台に乗っているだけで、体験がずいぶん新鮮になっています。
現時点(2026年9月3日)ではデモ版が配信中で、早期アクセス版は2026年9月8日に開始予定です。この記事はデモ版で遊べる範囲(草原ステージ「グラスランズ1」)の体験にもとづいています。価格はまだストアに表示されていません(ジャンルタグには「基本無料」の表記があります)。
デモ版プレイ日記:3回の挑戦で4体のボスを倒すまで
ここからは、実際にデモ版を遊んだ流れをまとめたプレイ日記です。
この記事の流れ
- コントローラーで開始:自機の向きを直感的に動かせる。キーボードはスキル操作がつらかった
- 1回目:初期装備のまま8分58秒で全滅。ボスを倒すと城が育つと判明
- 2回目:村・畑・ゴールドを飲み込んで経験値を稼ぐ立ち回りに。12分20秒
- 3回目・前半:兵舎と破城槌を試す。決め手に欠けたが、地雷が対ボスの主力に
- 3回目・後半:迫撃砲ビルドに切り替え。オート照準+スピード特化で当て逃げ
- 4体のボスを撃破してデモクリア:城はキャッスルサイズ4まで拡張。生存20分4秒
- 刺さった構成と気になった点:ほぼ初期装備で完走。操作性には粗さも
車輪つきの城と、5つの編成枠
起動してまず選んだのはコントローラーです。キーボードだとWASDで動かしながらスキルを撃つのが難しく、コントローラーなら自機の向きを直感的に操作できました。ステージは「グラスランズ1」を選択。読み込み中に「ワールドを生成中」と出て、マップが自動生成だと分かります。
出撃の前に編成画面があります。枠は5つです。
- 自機本体:土台になる車輪の城。デモ版は初期のものだけ
- 船長:デフォルトは「今まで会った中でいちばん退屈な人」という肩書きのキャラ。ほかの船長はゴールドを払って解放する。『Patch the Pirate』(与ダメージも被ダメージも+100%)、『Racer Rush』(速度アップと引き換えに通常速度ダウン)など、どれも長所と短所がセット
- 乗員:デフォルトはアーチャー。ほかに大工〈Carpenters、時間で体力が回復〉、商人〈Merchants、時間でゴールドを生成〉
- 兵装:デフォルトは横っ腹から撃つ横砲〈Side Cannons〉。ほかに破城槌〈Front Ram〉、迫撃砲〈Top Motor〉、地雷設置〈Mine Layer〉、兵舎〈Side Barracks〉、火の魔法使い〈Fire Wizard〉など
- アーティファクト:「乗員が10%速く動く」「修理での回復量+20%」といった小さなバフ。組み合わせて底上げする
今回はすべてデフォルトのまま出撃しました。
1回目:初期装備のまま8分58秒で全滅
最初の挑戦は、編成をいじらず初期装備のまま出た走りです。
城は放っておいてもオートで攻撃します。それとは別に、ボタンで撃つアクティブスキルがありました。押すと大砲が連続で火を噴いて、これがかなり強いです。レベルアップすると武器の強化を選べます。選択肢は武器ごとに「オートマチック(通常攻撃)」「クールダウン」「アビリティ」の3つで、そこから1つを伸ばしていきます。まずは通常攻撃の火力、次にクールダウンを縮めました。
道中には「アーティファクトチェスト」が落ちています。開けると3つの候補が出て、その中から1つを選んで入手できます。ただ最初に出てきた候補は炎上時間+30%など、炎系の構成を前提にしたものばかりで、こちらに炎タイプがないと腐ります。無難なものを選んでおきました。マップ上のアイテムを拾って回るのが地味に手間で、途中で「マグネット」を拾うと、取りこぼしたアイテムをマップ全体から回収してくれました。
進んでいくと、トップ・フロント・バックの枠に兵装を追加できるようになります。バックを足したところで大きな城を撃破。倒した瞬間に自機がひとまわり大きくなりました。
ボスが出てきたのはそのあとです。近づくと吸い込み攻撃を受け、そのまま一撃で沈みました。「どうすりゃええねんて」と笑うしかありません。
リザルトは生存8分58秒、ゴールド1568、強化レベル16、キャッスルサイズ2。ここで2つ分かりました。制限時間を耐えるゲームではなく、どれだけ長く生き残れるかを競うゲームだということ。そしてボスを倒すたびに城が大きくなるということです。
2回目:村や畑を「食べて」経験値を稼ぐ
2回目も編成は初期装備のまま。ただし立ち回りを変えました。
経験値は敵を倒すだけでは増えません。村人や羊、わら、木を巻き込んでも入りますし、ゴールドを拾っても入ります。つまり序盤は戦うより、環境を刈ってレベルを上げるほうが効率がいいわけです。火力を伸ばしてから城の攻略に移る、という順番が見えてきました。
厄介なのは約1分30秒でやってくる「Swarm Incoming」の表示です。モブの群れが押し寄せてきて、その中に大砲を撃ってくる個体がいます。ここで何度も足を止められました。「この1分30秒で出てくるやつが鬼門」というのが、この日いちばんの実感です。
船長も試しました。集めたゴールドで『Patch the Pirate』を解放し、使ってみたのです。与ダメージも被ダメージも100%増える船長で、序盤の火力は気持ちよく伸びます。
リザルトは生存12分20秒、ゴールド3474、キャッスルサイズ3。ただ船長の評価ははっきりしました。被ダメージ100%増は後半がつらい。この船長でいくなら、もっと火力に寄せた構成が必要です。
3回目・前半:兵舎と破城槌を試す
3回目は初期装備を離れて、気になっていた兵装を片っ端から試しました。
最初は兵舎〈Side Barracks〉です。味方ユニットを召喚して戦わせる兵装で、突撃させるとモブをどんどん倒してくれます。瞬間火力は高いです。ただ召喚したユニットは時間で消えますし、継戦力がありません。長くは保たずに全滅しました。取るなら2番目か3番目、という位置づけです。
次は破城槌〈Front Ram〉。前方に突進する兵装で、当てさえすれば一撃級の火力が出ます。ダッシュ代わりにも使えて、逃げにも便利です。弱点は2つありました。トゲに覆われたウニのような敵には近づけないので、突進が機能しません。もうひとつ、破城槌のオート攻撃が当たるとしばらくクールダウンが入り、アクティブと二重にダメージを入れられません。強いのに手応えが薄い、という妙な感触でした。
この破城槌の走りで、バック枠に地雷設置〈Mine Layer〉を足しました。旋回しながら後方に地雷を撒くと、これが対ボスの主力になります。突進で仕留めきれなかったボスも、地雷を踏ませて倒せました。「ボスに対する特効は地雷」というのが、この時点の結論です。
3回目・後半:迫撃砲ビルドに切り替えてデモクリア
破城槌も兵舎も決め手に欠けました。最後に迫撃砲〈Top Motor〉で始めたら、これがはまります。
迫撃砲はオートで敵を狙ってくれます。止まっている砦や塔にはめっぽう強く、動いているモブにはほとんど当たりません。ところが終盤になると敵のあたり判定が大きくなるので、動く相手にも当たるようになります。あとはスピードを最優先で上げて、敵の周りをぐるぐる走り回るだけ。当て逃げでほぼ被弾せずに進めました。
強化の仕組みも、この走りでだいたい分かりました。城のレベルが上がると兵装のレベルも上がり、上がるたびに3択(オート/クールダウン/アビリティ)から1つを強化します。レベル6ごとに兵装を1つ追加でき、アビリティのレベルが6上がるごとに「スペシャル強化」を選べます。さらにその上に「レジェンダリー強化」があり、選択肢には金枠のレア度が付いていました。今更ですが、レア度の高い装備を優先して取るべきだったと反省しています。
迫撃砲のレジェンダリー強化では「着弾点に地雷のリングを残す」を選択。地雷のレジェンダリーは「地雷が敵を燃やすファイヤーマイン」を取りました。そこに「燃えている敵どうしが触れると延焼する」アーティファクトを足したら、画面じゅうで敵が燃えています。
気になったのは、敵の攻撃が自機の移動方向を狙ってくることです。同じ方向に回り続けなければ避けられますが、自機は急な方向転換がきかないので、囲まれると苦しい。ウニのような敵に囲まれると突進で抜けられず、正面衝突は即死でした。塔はミサイルを撃ってきて、塔を壊しても飛んでいるミサイルは消えません。
終盤のボスは炎の竜巻をまき散らすウィザードでした。ボス本体はさほど強くありません。問題はまき散らされる竜巻のほうで、当たると炎症(burn)状態になります。竜巻の範囲から離れれば、炎症は時間で回復しました。ボス戦の基本は「背後を取れ、正面にいると吸われる」。吸い込み攻撃を避けながら、後ろから地雷と迫撃砲を叩き込みます。
4体のボスを倒すとデモクリアでした。城はボスを倒すたびに一回り大きくなり、3体目を倒すとキャッスルサイズ4(デモでの最大)になります。4体目がラスボスで、倒すとクリアです。リザルトは生存20分4秒、ゴールド4892、強化レベル34、キャッスルサイズ4、撃破140、吸収425。「疲れたー!」と声が出ましたが、素直に「これは面白い」と思えた走りでした。
刺さった構成と、次に試したいこと
結局、ほぼ初期装備のままクリアしました。解放したのは回復量+20%の「Professional Tools」くらいで、これもアーティファクトで手に入るので必須ではありません。
今回いちばん効いたのは迫撃砲です。オートで狙ってくれて、据え置きの敵に無類の強さ。終盤は動く敵にも当たるようになり、スピード特化と相性がいい。乗員のアーチャーも、矢の雨をしのいだり近づいてくるモブをさばいたりで、地味に有効でした。大工+道具アーティファクトで耐久に寄せる戦法もありそうですが、回復量がどれくらいか分からないので、そこは試していません。
前方枠はもう少し選択肢が欲しいところです。破城槌は近づくこと自体がリスクになるので、火の魔法使い〈Fire Wizard〉を前に積めたら強かったんじゃないか、と思っています。おすすめ度は星3つです。
良かった点・気になった点
良かった点
- 動く城というコンセプトが効いている。やること自体はヴァンサバ系でも、村や砦を飲み込んで巨大化していく感触が新鮮
- 兵装の種類が多く、組み合わせでビルドが変わる(横砲・破城槌・迫撃砲・地雷・兵舎・火の魔法使いなど)
- ボスを倒すたびに城が物理的に拡張する
- マップが自動生成で、毎回違うレイアウトになる
- 迫撃砲のオート照準が快適で、当て逃げがきれいに決まる
- コントローラーだと自機の向きを直感的に操作できる
気になった点
- キーボードだとWASD移動とスキル操作の両立が難しく、コントローラーがほぼ前提
- 敵の攻撃が自機の移動方向を狙ってくるので、急な方向転換がきかないと避けづらい
- ウニのような敵に囲まれると突進で抜けられず、正面衝突は即死
- 破城槌はオート攻撃後のクールダウンでアクティブと二重にダメージを入れられず、手応えが薄い
- 塔を壊しても、飛んでいるミサイルは消えない
- アイテム拾いが手間(マグネットである程度は軽減できる)
まとめ:動く城で村を飲み込む、見た目より歯ごたえのあるデモ
『Wanderburg』デモ版を3回遊んで、4体のボスを倒してクリアしました。
- やること自体はヴァンサバ系だが、車輪の城で村や砦を飲み込んで巨大化していく感触が新鮮
- 初期装備寄りの迫撃砲+スピード特化で、解放要素をほとんど使わずに完走できた
- 一方で、操作はコントローラーがほぼ前提で、敵の攻撃の当て方など粗さも残る
これはデモ版(グラスランズ1)での評価です。製品版で仕様が変わる可能性はあります。それでも、動く城というコンセプトだけでここまで楽しめるとは思っていませんでした。次は火の魔法使いを前に積んだ構成や、トレーラーに出ていた砂漠のバイオームを試してみたいところです。早期アクセス版は2026年9月8日開始予定です。
今回のメモ(Tips)
序盤は戦うより「環境を食べる」
経験値は村人・羊・わら・木を巻き込んでも、ゴールドを拾っても入ります。約1分30秒でモブの群れ(Swarm Incoming)が来るので、それまでに環境を刈ってレベルを上げておくと立ち上がりが安定します。
迷ったら迫撃砲+スピード特化
迫撃砲(Top Motor)はオートで敵を狙い、止まっている砦や塔に無類の強さがあります。終盤は動く敵にも当たるようになるので、スピードを最優先で上げて敵の周りを走り回ると、当て逃げで被弾を抑えられます。
ボスは背後を取る/4体倒すとクリア
ボスの正面にいると吸い込み攻撃を受けます。背後に回り込んで地雷や迫撃砲を叩き込みましょう。城はボスを倒すたびに大きくなり、3体倒すとキャッスルサイズ4(デモでの最大)に。4体目のラスボスを倒すとデモクリアです。生存時間を伸ばすにはボス撃破が欠かせません。
操作はコントローラー推奨
キーボードだとWASDで動かしながらのスキル操作がかなり難しいです。コントローラーなら自機(自城)の向きを直感的に扱えます。終盤のウィザードボスがまく炎の竜巻を受けると炎症状態になりますが、範囲から離れれば時間で回復します。
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